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コーヒーの実:ギシルコーヒーに挑戦!

先日のコーヒー豆の収穫~試飲ですが、ひとつ忘れている事がありませんか?
それは、「コーヒーの皮」です!
今回はこの「コーヒーの皮」で【ギシルコーヒー】を作ってみたいと思います♪
先日のコーヒー豆の精製の際以降、コーヒーの皮はしっかりと乾燥させておきました。
(ちゃんと乾燥させないと腐ってしまいますのでご注意ください!)
これを使って【ギシルコーヒー】を作ってみましょう!


ギシルコーヒーとは・・・?

イエメンでは「ギシル」「ブン」2種類のコーヒーが飲まれています。
ひとつは私達が日頃飲んでいる、焙煎したコーヒー豆(種)の粉を使って作るコーヒーで、
イエメンでは「ブン」と呼んでいます。
もうひとつは、コーヒーの赤い実の果肉を乾燥させた「皮殻」を使って作るコーヒーで、
これをイエメンでは「ギシル」と呼んでいます。
イエメン人は何故かこの「ギシルコーヒー」を好んで飲んでいるようです。

コーヒーのルーツとも言われ、その昔、サルタン(権力者、王様)だけに飲む事が許されたと言う大変貴重なコーヒーです。その味は私たちが日頃飲んでいる芳ばしい香りと苦味が特徴のコーヒーとはまったく違い、透明感のあるライトな味わいで、どちらかというとインドの「チャイ」か、漢方薬の「葛根湯」によく似ています。
とても血行促進に良い健康飲料で飲むと体が温かくなってきます。
現在、世界でギシル・コーヒーを飲んでいるのは、イエメンとエチオピアの一部(主にイスラム教地区)の人達だけです。





ギシルコーヒーの作りかた

【材料(1リットル分)】

 ◆水・・・1リットル ◆ギシル・・・20グラム
 ◆カルダモン・・・6ヶ ◆シナモン・・・1/2本 ◆クローブ・・・5~7ヶ
 (シナモン、カルダモンは軽く砕いておきましょう)
 ◆乾燥ジンジャー(粉末)・・・少々 ◆グラニュー糖・・・40~50g(お好みで)
 

【作り方】

まず、上記の材料をご用意下さい。


ジンジャー粉末、グラニュー糖以外の材料を鍋に入れ、弱火で沸騰するまで煮出します。


沸騰したら火を切り、再度弱火で煮出す・・、沸騰したら再度切り・・・、
これを2~3回繰り返します。


ギシル等が沈殿したらジンジャ粉末とグラニュー糖(味を見ながら少しずつ)を入れて出来上がり。
甘めにして飲むのが現地流の飲み方です。

 
出来上がりのギシルは茶漉しでこして一人前100cc位の取ってのないカップ、
もしくはコップについで下さい。


また、ギシルコーヒーは冷たく冷やしても美味しく頂けます。

ペットボトルなど密閉できる容器に空気が入らないよう溢れるほど入れ、
冷蔵庫などで冷やしてお早めにお飲みください。




コーヒーの実:精製→焙煎→試飲

こんにちは.

先日、弊社姉妹店にあるコーヒーの実の収穫についての日記を書きましたが、
今回はその続編です。
はたして、コーヒーは出来たのでしょうか?


前回までのおさらいも兼ねて少し説明させていただきますと、
コーヒーの精製方法には大きく分けて【乾燥法】と【水洗法】があるのですが、
今回私たちは【水洗法】での精製を行いました。

収穫したコーヒーの実を洗い、不純物などを除去した後に
果肉を取り除き、さらに発酵させるというところまで進んでおりました。

今回はその続きからご覧下さい♪


発酵過程

こちらが発酵過程の画像です。
①・・・水に浸けた直後。まだ発酵は始まっておりません。
②・・・①より数日後。発酵が進み、泡が出てきました!若干の発酵臭がします。
③・・・②よりさらに数日後。泡もかなりおさまり、臭いはかなり強くなりました。

水洗

さて、ここまできたら次のステップです。
発酵させることで残留した果肉や粘着質が取れやすくなるのです。
もちろん、この行程も手作業ですよ~
ざるでゴシゴシ手洗いし、除去していきます。


乾燥前

乾燥後

乾燥前はまだしっとりとしていた豆も、数日じっくり乾燥させることで
皮がとりやすい状態まで進みました。
この状態の豆を『パーチメント・コーヒー』と呼ぶそうです。


脱穀

次は脱穀して『パーチメント(内果皮)』や『シルバースキン(種皮・銀皮)』を取り除くのですが、
これももちろん手作業です。
一粒一粒丁寧に皮をむいていきます。
この作業、大変なんです!



焙煎前

やっと焙煎が出来る状態になりました。『コーヒー生豆』はこの状態のものです。
ここまでくるのに、こんなに大変な作業が続くだなんて・・・
生産者の方々には頭が下がる思いです。


焙煎

いよいよ焙煎です。
今回は量も非常に少ないため、焙煎機も小さいです。
でも、しっかり焙煎できるんですよ♪
熟練の焙煎職人が目で、鼻で、耳で、最高の状態に煎り上げます。


焙煎完了

そして!ついに完成。
部屋中にローストのいい香りが立ち込めます。
一体どんな味に仕上がってるんでしょう!?これは楽しみですね。

今回、コーヒーチェリー(赤い実の状態)の時には
手に持ちきれない程の量でしたが、
最終的には約20グラムになりました。


ドリップ

ついにこの瞬間がやって参りました。
豆を挽いて、ドリップです♪
コーヒーもよく膨らみ、非常にいい香りがしますよ~
少ない量ではありますが、みんなで試飲します。


試飲

う、うまい!

これ、本当に美味しいです。
飲んだ跡に口の中に残る香りもすごく良いです。
みんなが口を揃えてブルーマウンテンを超える味わいだと大絶賛!
『かなざわ・マウンテン』と言えば良いでしょうか・・・。

純国産コーヒー(産地:石川県金沢市)の味わいを堪能しました。

あぁ、せめてもう1杯くらい飲みたかったな・・・。


以上、コーヒーの実収穫レポートは終了。
今回、この作業を通してコーヒー生産者の大変さがほんの少しですが
実感できました。
そして、コーヒーの味の追求は栽培~焙煎まで、すべての工程において
手が抜けないものなのですね。
ますますコーヒーが好きになりました!
また収穫できましたらレポートしますので、皆様お楽しみに。

ミルクのお話

先日は、コーヒーに合わせるものとして、コーヒーフレッシュと生クリームについて書きました。
今日は、「ミルク」について・・・・

ミルクといっても、牛乳の種類の話ではなくて、コーヒーのアレンジメニューに使う
フォームドミルク】と【スチームドミルク】の違いについて。

カプチーノやカフェラテのミルクのことです。

お店などでは、専用のエスプレッソマシーンがあり、エスプレッソの抽出とともに、
マシーンについているスチームノズルで、フォームドミルクが作れてしまうのです。
もちろん家庭用のマシーンでも付いているものがたくさん出回っていますね。

さて、スチームドミルクとは・・・
70℃以下にあたためたミルクのことで、カフェ・ラテに用いられているものです。
(同時に、フォームドミルクがスチームドミルクの上層にできます)

フォームドミルクとは・・・・
やはり同じようにあたためますが、スチームドミルクの上にできた泡の部分のこと。

マシーンについているスチームノズルというのは、ミルクを蒸気であたためて作ります。
きめの細かいフォームド(泡)が作れるようになったら、しめたもの。
口当たりの良いまろやかなカプチーノは、この上質なフォームドミルクのおかげ。
元になるエスプレッソコーヒーも大切な要素ですが、お店によって差がでるのは
フォームドミルクが上手か、またコーヒーとミルクの量のバランスが良いか、
というのも大きいかもしれませんね。

家庭用といえば、近年いろいろなタイプが出ているのが「ミルクフォーマー」というもの。
フォームドミルクを簡単に作れるもので、手動や電動でミルクを攪拌して
作るものです。
案外と安価なものもありますよ。

ミルクフォーマー

◎カフェラテには深煎りコーヒー豆を・・・・「百万石ブレンド」、いかがでしょう。


2007-06-22

ネルドリップとは

ネルドリップ・・・・ご存知の方も多いですが、
「ネルドリップって、なぁに?」という方もいらっしゃるので、ここで簡単に
ネルドリップとはなにか、お話したいと思います。

ネルドリップの「ネル」とは、布地の「ネル」からきています。綿100%でコシがあって
柔らかい「ネルの生地」のこと。

そう、ネルドリップとは、布のフィルターでドリップをするということです。
家庭ではポピュラーな「ペーパードリップ」は、紙のフィルターですよね。
同じような使い方ですが、ネルドリップは、専用の「やぐら」に、都度、布を取り
付けて使います。

ネルドリップの特徴は、なんといっても、まろやかで美味しいコーヒーが淹れられる
ということ。
コーヒーを一番おいしい状態で淹れられる方法と言われています。

この布はペーパーと違って使い捨てではないので、管理が少したいへんです。
一回一回きれいに洗い、乾かないように、きれいな水に漬けて
保存をします。
水につけるのは、布の状態を最良の状態で保つため。

少し前までは喫茶店などで、専用のやぐらにネルを付けてコーヒーを淹れるという
ところもみかけましたが、最近では目にすることが少なくなりましたね。

ちなみに当店のアイスコーヒーはネルドリップ抽出です。
これも、味へのこだわりから・・・。

ペーパーフィルターも、コットンの繊維を使用したコットンペーパーフィルターです。

美味しいコーヒーを最高においしい状態で楽しんでいただくためのこだわり・・です。

コットンペーパーフィルター



◎ネルドリップの美味しさを手軽に・・・・「コットンペーパーフィルター」いかが。


2007-06-25

コーヒーセレモニー

先日、当店のスタッフが集まる機会があり、「コーヒーセレモニー」を実演してみました。

まず、コーヒーセレモニーとは?!

エチオピアはコーヒー発祥の地とされています。コーヒーの発見伝説6世紀頃、
山羊飼いのカルディが、自分の山羊が赤い木の実を食べて飛び跳ねている
のを見て自分も食べてみたところ、爽快な気分になり、それを修道院に話したのが
きっかけ・・と言う伝説があります。
このほかにも色々な説がありますが、確たる根拠はないようです。
また、コーヒー豆の焙煎の始まりは13世紀頃といわれています。
きっかけは偶然だったのか、山火事だとか色々な説があります。
この頃のコーヒーの飲み方は、トルコ式コーヒーという淹れ方で知られている
煮出し式のコーヒーで、上澄み液を飲んでいました。
エチオピアでは今でもコーヒーセレモニーでいろいろな場面で“もてなし”を
しているということで、昨年末、エチオピアに買付けに行った際、コーヒーセレモニーで
歓迎していただきました。
パーティーの後などで炭を起こした火鉢にフライパンを乗せ、生のコーヒー豆を焙煎します。
それを臼でつぶして専用の陶器のポットに入れ、炭の上で煮出し、上澄み液を
デミタスカップについでおもてなしをします。

このコーヒーセレモニーを、スタッフで再現。生豆を焼くところから始まり、ミルで粉にし、
一度に20杯分をネルドリップで抽出。

・・・・・・ひと口飲んで、「甘い!」

    コーヒーセレモニー 01    コーヒーセレモニー 02

今回焙煎したコーヒー豆はエチオピアイリガチェフで採れるナチュラル
先に買付けてきたニュークロップで現在販売中の<モカ・アビシニアン>です。

一度お試しになってみては・・・。

モカ・アビシニアン


◎コーヒーが持つ本来の甘さを実感・・・・「モカ・アビシニアン」いかがでしょう。

2007-07-27

コーヒーリキュール「カルーア」

コーヒーリキュール・・・カクテルなどで口にしたことがある方もいらっしゃる
ことと思います。
ご家庭で作っているという方も、いるんじゃあないでしょうか。
そう、
「カルーア・ミルク」に使うコーヒーリキュール「カルーア」は、とても簡単に
自家製が楽しめるんです。

用意するものは・・・・

●深煎りのコーヒー豆

●ブランデー・リカー(※ホワイトリカーでも十分ですが、ここは、より美味しく
 するためにブランデー・リカーをぜひオススメ!)

●好みで、氷砂糖をご用意ください。

●果実酒を作る時に使用するビン

以上です。

次に、手順と分量・・・・・・

まず、ブランデー・リカー(※価格は、ホワイト・リカーよりちょっとだけ高いくらいです。
なければホワイトリカーでも充分)
を、1本(=たいていは、1.8リットル入りでしょう~)

深煎りコーヒー豆は、豆のままで100gほど

1)まず、果実酒を作る容器(ビン)に、コーヒー豆を放り込みます。
2)そこに、ブランデー・リカーを1本分ドバドバっと注ぎ込みます。
3)これで、おしまい!
  ※甘みをつけたい時は、ここに氷砂糖を適量入れてください。

さて、その後は2~3ヶ月冷暗所に置いて、ただじっと待ちます。

3ヵ月後くらいからが飲み頃。
お好みで、もっと寝かせておいてもよいですよ。

コーヒーの豆は容器の底に沈んでいる状態です。
コーヒーの豆は、そのまま入れておいてもよいのですが、コーヒーのエキスが出て
ある程度濃~くなってゆきますので、飲み頃を見計らって、コーヒー豆を
出してしまってもよいです。
・・・・ちなみに、私は結構入れっぱなしにしておいて、濃ぉくなってゆくのも
楽しみのひとつとしていますが。(ただし、あんまり長い期間置いておく場合は、
時期を見て取り出したほうがよいかと思います)

カクテル<カルーア・ミルク>なら、出来上がったカルーアを冷たい牛乳で割るだけ。
氷砂糖を入れずにカルーアを作った場合は、カクテルなどを作る時にシロップを
加えて甘味の調節をしてもらえればよいですね。

コーヒー通なら、オンザロックでチビリチビリ・・・も、オツなもの。

ぜひ一度、つくってみませんか?

金魚

◎コーヒーリキュール作りに「百万石ブレンド」・・・・いかがでしょう。

2007.08.06

ニュークロップとは、お米でいうと“新米”です。

ニュークロップという言葉、聞いたことありますか?
コーヒー豆の初摘み豆のことを「ニュークロップ」といいます。

つまり・・・
お米でいうならば「新米」。

ワインでいうなら「ボージョレーヌーヴォー」か。

日本と産地(外国)では、気候風土がまったく違いますから、
冬に、豆を摘むのか~??? なんて、
思わないでください。

大体いまごろから、ニュークロップが入荷してきます。

そして今年の第一弾として、
人気のコーヒー豆「マンデリン トバブルー」のニュークロップが入荷し、
本日分よりニュークロップでのお届け開始!となりました。

ワインも、寝かせたヴィンテージものを好む人がいるのと同様に、
コーヒー豆でもオールドビーンズを好む方もいらっしゃいますが、
やはり、ニュークロップならではの味わいもお試しいただきたいところ・・・

トバブルーはインドネシア・スマトラ島(数年前の大地震で大きなニュースと
なりましたね)産の、マンデリンの最高級品です。
やや深煎りでコクのある美味しさが定評のコーヒー「トバブルー」。
当店では入荷したニュークロップを国内の専用低温倉庫できちんと品質を管理し、
今年も一年間このトバブルーをお届けしてゆきます。

ニュークロップ入荷後の2ヶ月くらいは、フルーティな味が強く出ます。
この時期しか味わえないニュークロップならではの味わい・・・。
爽やかさとフルーティさが際立つ味わいを、ぜひお確かめになってみて
くださーい!


マンデリン トバブルー6


◎マンデリン トバブルーはこちらから


                            2008-02-15


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